法人名義のクレジットカードの作成

法人カードを作ることで得られるメリット

事業資金を管理する専用の口座、所謂法人口座を所有している企業の中には、専用のクレジットカードを利用している所も多くあります。法人カードとも呼ばれるこのカードには、企業名義だからこそのメリットもたくさんあって、そのひとつが経費管理のミスの減少です。名義が違うというだけで基本はクレジットカードなので、個人での利用と同様にオフィスの光熱費やプロバイダーなどの支払いを行うことができます。これらの経費を法人カードで行えば、データや紙の書類で確認できる明細書に全てまとめることができて申告漏れなどの大きなミスを減らすことができるのです。明細の確認は経営のコストカットをする上でも有効に活用できます。

もう一つの大きなメリットがキャッシュフローの向上です。クレジットカードを利用する上で気を付けなくてはいけないのが引き落としで、使った分の金額はあらかじめ口座に入れておかなくてはいけません。法人カードは使用から引き落としまでの期間に最大で90日間の猶予が与えられます。つまり、約3ヶ月間は支払うべきお金が手元に残った状態にしておけるため、他の事業の運用資金にして元手を増やすこともできるのです。短時間で事業を拡大したいと考える企業にとってこの点は利点と言えます。

利用する上で注意すべきポイント

法人カードには利用におけるメリットがたくさんある反面、気を付けなくてはいけない点もいくつかあって、その一つが無駄使いです。その場で清算をする現金払いと違って後払いのクレジットカードは頼りすぎることで金銭感覚がマヒしてしまうこともあります。現時点で資金に余裕がないにもかかわらず、猶予期間の数ヵ月後までに用意しておけばいいなどと安易な考えで無計画に使った結果、赤字を計上してしまうケースも少なくありません。個人名義と同様に、クレジットカードの利用は支払いのことを考えて計画性を持って使うのが基本となります。

カードを所有する場合に意外と見落としがちになるのが継続費用です。クレジットカードの中には所有し続けるために年会費という形で一定の金額を支払わなくてはいけない物もあります。会員のクラスによって数千円から数万円まで金額は大きく変わるのが特徴です。例え年に1度の数千円の支払いでも10年間保有し続ければ数万円の出費になります。用途に合わせて複数のカードを所有する場合、負担は何倍にも膨れ上がってしまいかねません。無駄な出費を抑えて経費を削減するためにも、できる限り年会費が無料のカードを選ぶことがポイントになります。

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